ご相談内容

「左上の奥歯が噛むと痛い」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ左上の奥歯（第2小臼歯／5番）の歯ぐきから出血しており、詳しい検査で歯が割れていることが確認できました。

割れてしまった歯は耐久性が無いため、被せ物などで治療することは難しく、抜歯が必要と診断しました。

行ったご提案・治療内容

割れてしまった歯を抜いてから、あごの骨に人工の土台を埋めて歯を補う「インプラント治療」をご提案しました。
インプラントを利用した歯はご自身の歯のように違和感なく噛むことができ、周りの歯にも負担が無いことをご説明したところ、同意いただきました。

まず割れた歯を抜き、3週間後にインプラントを埋める手術を行いました。
インプラントとあごの骨が定着した後、人工の歯を取り付けて噛み合わせを回復しました。

術後の経過・現在のご様子

しっかり噛めるようになり、見た目も自然な仕上がりになりました。
患者様にも「自分の歯のように過ごせている」と大変ご満足いただきました。

現在は定期検診でご来院いただいており、インプラント周囲の炎症も見られません。
ご自身でのブラッシングも丁寧に行っていただき、良好な状態を維持しておられます。

この治療のリスクについて

・噛み合わせが強い場合、定期的にご来院いただき、取り付けた歯に緩みやヒビが無いか確認する必要があります。
・取り付けた歯に緩みがある場合、周囲に汚れが溜まりインプラントが揺れたり抜けたりする「インプラント周囲炎」になる可能性があります。

• 年齢・性別 60代男性
• 診療種別 自由診療

• 治療期間の目安 約8ヶ月
• 治療回数の目安 12回
• 治療費総額の目安 406,350円